
LAMPの解説をするよ🪔
この曲のテーマは「現実逃避」
私がこの曲を作った当時は楽曲の制作期間だった。脳みそのほとんどが曲を作ることでいっぱいで、家にいれば常にスタジオにこもり、電車の中でも歩きながらでも歌詞を書いていた。そんな寝てもいられないほど追い込まれた時に誕生した楽曲がLAMP。
もう全て投げ出して、やらなければならないもの全部忘れてこの世界から逃げ出したい。その瞬間自宅にあった花形のランプが私の目に入った。
↓↓↓これが実際のランプ
このランプの中に夢見たいな世界が広がっていたらなあ。なんて妄想みたいなことをしてみる。
冒頭の歌詞『きっと僕が流す血の色は水みたいな透明で そんなの見ても誰も心が動くことなんてないさ』
透明な血とは涙のことを表現している。詳しくはないが、実際涙は赤くないだけでほとんど血と同然だと聞いたことがあった。
赤くない血など見ても誰も血を流しているとは思わない。心が動くことなんてない。それと同時に、「誰も私が泣いているなんてこと興味がない」という意味を込めている。
次の歌詞『心配ないよ不安も強がりプライド見透かされないようにhide できないわけないじゃん』は、本当はそれが孤独で仕方ないのに、強がっているという意味だ。だけど、そんな気持ちを全て隠せるわけもない。
そして2番のbメロ「隠してきたもの」はこれまで作ってきた曲たちのことを表している。当時はこの曲をいつ出せることになるのかわからず、ずっとリリースを夢見ていた。
これほどの葛藤をしながら作った曲も、もしかしたらみんなに聴いてもらえないかもしれないと思うと絶望的な思いだった。
そんな全てのうんざりな日々を忘れるようにLAMPの中で光を浴び続ける。
しかし本当に現実から逃げるわけにはいかない…ので…笑
なんだかんだ言いながらカリカリと曲を書いたり吐いたりしている。飽きた時には何か新しいインスピレーションとなるものを探す。そんなことをなん度も何度も繰り返していた。
ただ、「現実逃避」がテーマとしているがひたすらにネガティヴなことばかりではない。
uiuniの多くの楽曲は最終的に希望を持って終わることが多く、この曲もその一つ。
ラストサビでは夢の世界から出たくないとは言いつつも「これから始まり」と記している。これは現実世界に向き合う決意と覚悟だ。逃げてはいけない。
そんな逃げるか立ち向かうかの2択、二つの世界はMusic Videoでも表現されている。暗く何もない場所で一人孤独に歌うシーンと花に包まれ華やかなシーンは現実世界と夢の中の世界を表現している。
一言一言に込められた想いと、uiuniの思うLAMPの中の世界を映像として同時に感じられるものがMusic Videoだ。
これからもLAMPという作品が様々な場所で残り続けることを願っている。
LAMPサブスク試聴 ↓
LAMP Music Video ↓